現在のモデルは5代目となるCR-Vですが、前代4代目CR-Vは2011年11月28日に発売されました。
今回はこの新型CR-Vについてなぜ一旦生産を中止しまた販売をしたのか、そして、今度のCR-Vはどんな車なのか見ていきたいと思います。
Contents
SUVブームの中なぜ日本でCR-Vの販売をいったん中止したのか
その後2012年10月にサイドエアバッグなどを装備した小さな改良があり、その後はマイナーチェンジもなく2年前の2016年3月で販売は終了してしまいました。
VEZEL(ヴェゼル)の発売は2013年12月のことで、先代CR-Vが発売されてから2年後のことでした。
このヴェゼルが当時大ヒットして、SUVはヴェゼルがCR-Vのユーザーを継承するという見通しだったようです。
けれども、ちょうどこの時期から日本ではSUVの人気があがり、その市場は急激に成長しました。
ヴェゼルはコンパクトSUVとなる市場でしたが、その上のSUVクラスの市場も急速にH広がりました。
かつてのCR-Vユーザーの多くが同じクラスのライバル車に流出したようで、先代CR-Vもやめずに我慢してマイナーチェンジなどしていれば、生産終了することなく現行モデルに引き継げ、この市場を逃さなかったのではないかと思われます。
2018年8月に、2年ぶりにホンダ CR-Vは国内で復活しました。
日本での復活と言っても、5代目新型CR-Vは2016年秋には北米中国などで既に登場していたので、日本では後手後手に回った登場となっていました。
SUVを求めるユーザーがヴェゼルより上位の車をもとめてライバルへ流れるのはわかっていたのですが、新型CR-Vを日本市場へ投入するのは早急にできなかったのです。
なぜ日本に投入することができなかったのかその理由は、ガソリンモデルを先に発売、次に3列シートモデルを登場させて、そののちハイブリッドを登場させるということで、これらのグレードが揃うのを待って登場させたかったからだそうです。
1.5ターボと2リッターハイブリッド、FFと4WD、多彩なラインナップが用意される新型CR-V日本仕様
日本市場向けに用意されたのは、
1.5リッターガソリンターボ
と、
2.0リッター+ハイブリッド
の
2種類のパワーユニットです
1.5リッターの直列4気筒直噴VTECターボは最高出力190馬力、最大トルク240Nmを発生し、CVTが採用されています。
一方のハイブリッドは2.0リッターの直列4気筒エンジンに、SPORT HYBRID i-MMD(intelligent Multi-Mode Drive)が組み合わされています。
2.0リッターエンジンは最高出力145馬力、最大トルク175Nmで、
モーターは最高出力184馬力、最大トルクは315Nmの能力を発揮します
グレードは標準(EX)と上級(EX・Masterpiece)の2種類で各パワーユニットとFF,4WDの設定があります。
さらにガソリン車の乗員は2列シートの5人乗りと、3列シートの7人乗りの2種類が用意されています。
ハイブリッドに関しては2列シート5人乗りのみとなっています。
燃費はカタログ値で、
1.5ターボがJC08モードで14.6~15.8km/L
ハイブリッドはJC08モードで25.0~25.8km/L
新型CR-Vハイブリッドの走りはいいし乗り心地もいい
新型CR-Vはハイブリッドは走り出してすぐに好印象を覚えます。
3.0リッター並の加速といわれるi-MMDと2.0リッターのハイブリッドは、十分に満足できます。
なんといっても、モーターがあるからこそのタート時の素早い力の出だしや、再加速時のレスポンスがど、本当に気持ち良い感覚です。
ヨーロッパでは48Vのマイルドハイブリッドが続々投入と投入されていて、今では多くがハイブリッドは当たり前となっています。
ガソリンエンジンだけでは、出だしに関しては電動モーター駆動に劣るため、ハイブリッドに乗りなれているユーザーからすると不満におもうかもしれません。
そんな中でCR-Vのハイブリッドは群を抜いて力強い走りをし評価も高いです。
また乗り心地に関しても、これまでのSUVの中でも、なかなか良い評価を受けています。
路面が悪いところや段差では、ドンッという衝撃がすることがあるが、道路が悪いところ以外は路面にピタリとしているようです。。
ハンドリングも、ドライバーの操作にレスポンスよく反応してとても快適です。
ハイブリッド車の走りや運転操作は好印象でした。
CR-Vの1.5リッターターボはどうかというと、これまたハイブリッドとは一味ちがった魅力がありました。
ハンドリングに関しては、ハイブリッドもガソリンターボも変わらずレスポンスよく反応してくれます。
しかし、車体た軽い分反応する印象はガソリンターボ車のほうがいい印象があります。
基本的な印象は大きくは変わらないのですが、やはり車両重量が軽くなった分、走っているとボディにやや不安定さを感じました。
ターボとCVTの組み合わせのため、アクセルを開けすぎるとターボによる唸りを上げてしまいます。
しかし、その性能は満足できるものです。
SUVとういことで、そんなに高速で走らせるような車ではないので、このエンジンで十分と思われます。
ただ、ガソリンターボ車には7人乗りもあり、それだけの人数が乗って、しかも4WDとなると車体も重くなるため、このエンジンではつらい場面も出てきそうです。
こういう状況を想定してハイブリッドが設定された経緯もあるので、動力の性能を求めたいならハイブリッドを選んだほうかいいことになります。
荷室などの広さは、他車のSUVに比べても広く、シートアレンジも操作が簡単で扱い安くなっています。
さらにリアシートの下に設置されている燃料タンクは薄型に設計されているため、床はフラットで足元も広々としています。
使い勝手は良さそうなのですが、ちょっときになるのが・・・。
新型CR-Vは優れている車なのですがその印象はどうなのか
新型CR-Vはあまり印象が残らないのが気になるところです。
スタリングもまあまあで、走りはよく不満はないのですが、キャラクターという観点でみてみるとあっさりし過ぎているように感じます。
このあっさりしすぎているという点が、日本では印象が薄いのかもしれませんが、アメリカなどではこの点が人気の理由のようです。
毎日乗っても飽きのこない行き過ぎていない走りなのですが、それが外観にもおなじような印象が残っています。
キャラが濃い車が好きというかたも嫌いな方もいますが、あまりキャラが濃いのはいやだというユーザーにはCR-Vはちょうといいのかもしれません。
ただ、現在発売されているライバルSUVはそれぞれ個性をもっています。
スバル フォレスターは、独特の世界観をもっていて、確固たるニーズがある車です。
マツダ CX-5は、ディーゼルが搭載されているとうこととデザインの良さで、不動の人気を得ています。
特にこの2車種がCR-Vのライバル車となりそうですが、そうしたライバル車と比べた時に、CR-Vは個性の薄さを感じてしまいます。
もっともそのなにも強調出しないでしゃばった感じがないことがいいのかもしれません。
ライバルのSUV「スバルフォレスター」「マツダCX-5」と新型CR-Vを比較
ライバルSUV車とくらべて気になる点が、価格設定です。
CR-Vの中でもっとも安い1.5ターボエンジンの標準グレードEXタイプ5人乗りFFで323万あまりです。
この価格のライバル車の状況をみてみると、
スバル フォレスターだとハイブリッド車となるe-BOXERのAdvanceアドバンスで約310万です。
マツダ CX-5だと2.5リッターのNA・4WDの装備が充実しているL Packageが余裕で買える値段となります。
そしてCR-Vのハイブリッド、4WDの上級グレードとなるEX・Masterpieceマスタピースだと約436万となります。
スバルフォレスターのだと、e-BOXERのAdvanceアドバンスにいろいろなオプションを付けたとしても380万円もかからないくらいです。
マツダCX-5と比べてみると、ディーゼルの4WDで一番上級となる特別仕様車Exclusive Modeエクスクルーシブ・モードと同じくらいの値段になります。
ただ、CR-Vが高いのには理由がり、CR-VにはHonda SENSINGホンダセンシングとHonda独自のインターナビが標準装備となっていることが原因です。
そしてEX・Masterpieceマスタピースには電動サンルーフや足を差し入れるだけで開くハンズフリーアクセスパワーテールゲート、そして本革シートも標準となっているなど、オプションをつける必要がほとんどないような状態になっていることが挙げられます。
日本での新型CR-Vの仮想ライバルは「トヨタ ハリアー」
新型CR-Vの開発にあたり、CX-5やフォレスターも意識しているのですが、一番気になるのがトヨタ ハリアーだそうです。
ハリヤーはレクサスのSUVとうことで、CR-Vと比べると上級の車になるのですが、ハリアーの価格とCR-Vの価格をくらべてみるとCR-Vは高くないのかもしれません。
CR-VのライバルSUV車というと、日産 エクストレイルもありますが、価格的にはリーズナブルです。
こうしてみてみるとハリアーは車格的にも価格的にも飛び抜けています。
ただ、ハリアーというとやはり特別ですね。
CR-Vのライバル車というには、格が違います。
そして、フォレスターやCX-5のような独自のキャラクターをもった車と比べて、CR-Vはこれといった特徴がなく、値段だけが高いような印象を受けます。
先程も申したとおり、CR-Vはよくてきていて、装備が充実しているので価格設定が高くなっているのですが、SUVを求めているユーザーにどれくらい受け入れられるのかが問題なところです。
CR-Vの一番の特徴は、はやりハイブリッドで高出力なことです。
これは、どのSUVにも叶いません。
今回のCR-Vはアメリカや中国では大ヒットしていて、ホンダとしても自信をもって送り出しています。
ただ、ホンダは国内向けだけに作っているのではなく、グローバルな視点で車をつくっているといえます。
見積もりしてもらったけれど思っていたよりオデッセイは値段が高い
値引き交渉したいけど自信がない
プロの営業マンに対してどう交渉すればいいかわからない
ディーラーを何箇所か周り交渉したいのだが面倒だ
ディーラーのセールスマンが何度もきていやだ
身近に車を購入するのに詳しい人がいるわけでもなく
どこに相談していいかわからないこんなときは
自動車一括査定を使わなければ!
査定価格は、車種・年式・走行距離で基本的値段はきまります。
ディーラーでは傘下の中古車部門などと連携して査定価格をだします。
しかし、車は人気度や必要状況によって価格が違うものです。
あなたが今乗っている車を必要としているのは、どの業者なのか?
買取業者が入手したい車であれば、査定価格がぐんと上がります。
複数社で競合しているとなると尚更です。
悩んで何もしないでは損です