リコールの対応は、日本国内でもきっちりとした対応をしますので、その対応自体は問題ないようです。
中国でのリコールは、CR-Vだけでなくシビックも対象車種でした。
このCR-Vとシビックに対する苦情があがったのが1月中旬頃ということで、ホンダがリコール計画を出したのがそれから1ヶ月以内であったということです。
2月の下旬からCR-Vのリコールを、そして3月初旬からシビックのリコールを行う予定だったようです。
しかし、3月に入り1日に中国の国家質量監督検験検疫総局がその時点で、リコール計画は不十分と判断されて、計画どおりにはいかなかったようです。
リコールが受理されたのは5月16日となっていましたので、中国の国家質量監督検験検疫総局がリコール計画は不十分と判断してから2ヶ月が立っています。
この間、車が販売できなかったのは痛いですね。
申請は中国相手なので、ホンダとしても戸惑ったかもしれません。
それでも、最初は1ヶ月で最初のリコール計画を作成し、また2ヶ月以内で次のリコール計画を作り上げたのは、いい対応だと思います。
中国ではリコールが認められないと販売ができないというルールで、業績は随分落ち込んだようです。
そして、最初の計画から遅れること3~4ヶ月で日本で新型CR-Vの発売となります。
中国のリコールで発売は遅れましたが、製品はしっかりしたものになったと思います。
新型CR-Vのエンジンは1.5リッターターボ車と2.0エンジンのハイブリッド車ということで、新しいエンジンは積まないようです。
1.5リッターターボはすでに国内外でも販売されていて、完成されたものになっています。
ハイブリッドもオデッセイやステップワゴンなど広くつかわれています。
総じて、CR-Vは走りに関しては完成された車といえるかもしれません。
エンジンに関しては、不具合やリコールは大きなものは改良されていますので、これからのリコールはそんなにないのではと予想されます。
しかし、エンジン以外ではまだ不具合やリコールは考えられます。
CR-Vは2018年8月30日発売モデルで5代目です。
初代CR-Vが発売されたのが1995年10月です。
私が当時のホンダ系販売店に入社して、すぐに発売された車になります。
ホンダには
ISUZUから提供をうけていたホライゾンというクロカンがありましたが、
SUV系の車がなかったので、はじめての登場は注目されていました。
といってもCR-Vは街乗り系が主でおまけのRVという感じでした。
この頃はRVとかSUVの車が大人気になっていた頃でした。
その時の競合車といえば、ラブフォーでした。]
CR-VとLAV4の違いを一生懸命説明して、車を売り込んだことを覚えています。
当時、ホンダプリモ ホンダクリオ、ホンダベルノと3チャンネルあったのですが、
CR-Vはオデッセイについで、3チャンネルすべてで扱う車となりました。
こののち、ステップワゴンが登場しますが、このような3チャンネルすべてで販売される車が多くなっていきました。
新型CR-Vは日本国内2016年で販売がとまっていて、ベゼルやジェイドなどの車が人気でCR-Vはどうなるかとあんじていましたが、今回新型が発売されて、また感慨深く思います。
新型CR-Vをみてみると、昔のCR-Vのランクよりは随分あがってしまったという感じがします。
CR-Vという名前でピンとくるのは、過去の車を知っている人だけかもしれません。